2017年2月20日月曜日

キートップを 2 色成形の物に変更してみた(FILCO SPKCS104D)

今回は、「Majestouch専用104英語配列・2色成型カスタムキーキャップセット(SPKCS104D)」の紹介です。

きっかけ

現在、アーキサイト製の I-T Touch AS-KB87C というキーボードを使用しています。
このモデル自体は現在販売していませんが、購入したのはもう 2 年ぐらい前になります。

地味ながらキーボードについてはこだわりが有ったので、ちょくちょく情報は仕入れていました。

良くキーボードの選定の基準となるのが、静電容量式、次にメカニカル、あとはメンブレンなどの接点方式。
その他に、パンタグラフや、バックスプリングなどの部分。
また最近ではゲーミング用でよく使われているバックライト。
USB や Bluetooth などの接続方式など様々な要件があるかと思います。

そんな中、私が気になっていたのが、キートップの成形方式。
通常であれば、単なるキートップにアルファベットを印刷をしたものが採用されているかと思います。
価格が上がってくると、昇華印刷や 2 色成形があり、こちらは耐久性重視となっているようです。

私が使っているキーボードは、スイッチは Cherry 製となかなかの物を使っていますが、キートップについては一般的な印刷タイプでした。
そこで、この部分を変更できないかと調べてみると、FILCO 製の 「Majestouch専用104英語配列・2色成型カスタムキーキャップセット」があることがわかりました。
「Majestouch専用」とありますが、キースイッチは Cherry 製を採用していたので互換性があるのではないかと。。。
ということで、早速購入してみました。

あと、探してみると最初から 2 色成形を採用しているキーボードがアーキサイトから発売されているようです。
作業が面倒な方はこちらの購入をしたほうが良さそうです。

キートップを見てみる

購入した内容は以下のとおりです。
キートップが真空パックされて入っています。

内容物は 2 色成形のキートップと、キートップを外す方法を書いた簡単な説明書のみとなります。

キートップ自体に艶があることがわかるかと思います。

比較するとよくわかりますが、背が高くなっています。
ちなみに、一部だけ変えると以下のような感じ

裏を見ると、2色成形になっていることが分かる(?)かと思います。

Shift やスペース などのキーが長い部分には、スペーサが付いています。
Majestouch であれば、この部分に金具を引っ掛けるようになるみたいです。

交換作業開始

今更ですが、書いてある通りメーカーも製品も全く異なるものなので、この作業は自己責任となります。
最悪の場合は、キートップが無駄になりかねませんのでご了承の程よろしくお願いします。

ということで、早速交換をしてみました。

問題発生!!強敵スペーサ

左上の ESC キーから右に向いて順調に交換をしていったのですが、長めのキーの部分で問題が発生しました。
キートップの部分の紹介部分でも分かる通り、少し長いキーにはスペーサが付いています。

今回のキーボードの長めのキーを外してみると、Majestouch とは違い、金具でサポートするのではなく、左右に別のスイッチ(?) があるタイプでした。

この部分を回避するためには、スペーサを外す必要があるのですが、このスペーサなんとボンドロックされていました。。。
強烈なボンドロックではなく、ネジを締めたときの緩み止めで使用されるタイプのボンドだったので、少し力を加えれば除ける事が出来るのですが、それでもなかなか外れませんでした。
スペーサの空いた部分にマイナスドライバーを突っ込んで引っ張ったりしてみたのですが、この方法ではスペーサを破壊してしまいました。

いよいよ、スペーサの部分を壊してしまい、めり込んだスペーサの除去ができない状態まできて諦めかけていたのですが、人間考えるもので、めり込んだ部分にピンバイスを使いなんとか取る事ができました。
しかし、同じ作業をあと数回繰り返さないかと行けないと思うと、気が遠くなりかけました。
一瞬交換の夢を諦めかけて、買うんじゃなかったなとも思ってしましました。

そんな中、諦めきれず良い方法が無いかと考えてみると、スペーサの間に、ニッパーを滑り込ませそのまま引き上げる方法を思いつきました。
この方法が案外うまく行き、先ほどまでの憂鬱な気分が一気に晴れ上がりました。
そして、全てのスペーサを取り除くことに成功しました。

苦労して全てのキートップを変更した姿が以下の通り。
とても見栄えが良くなりました。

使ってみた感想

なんとか苦労して変更できたので、早速入力を試してみました。

まず、すぐに分かるのが、キートップの触った感じです。
もともとのキートップがザラザラとした加工だったのですが、今回物は艶々しているので、指に吸い付く感じになりました。
好き嫌いがあるかもしれませんが、この感触は私としては好きな感触です。

次に、音の違いに気が付きました。
このキーボードは、青軸を使っていて入力の時に結構うるさいタイプのキーボードでしたが、キードップが肉厚になったためか音が少し低くなり、上品な感じになりました。

最後は困った点になるのですが、キートップが高くなることにより、指を上の方に上げないといけなくなったので、リストレストが必要となった部分です。
以前も若干手を浮かせてタイピングしていかたと思うのですが、手を浮かせる部分がさらに意識して入力しないといけなくなりました。
こういった部分で肩こりになりそうなので、リストレストは必要かと思います。
現状持っていないので、タオルを重ねて高さを稼いで使っています。

総合的に、入力が格別しやすくなったとかはないので、自己満足な世界になってしまいますが、個人的にはとても満足です。

まとめ

スペーサの部分で不安になりましたが、無事交換できたので良かったです。
今回はたまたまボンド部分が外せるタイプだったので良かったですが、この部分が完全な接着剤だと途方に暮れていたことでしょう。

別のキーボードを買ったら同じように交換するか?と言われたら多分やらないでしょう。
どうしてもとなれば検討しますが、スペーサのボンドの仕様が変わってしまうとアウトなのでなんとも。
やるにしても FILCO 製のキーボードを購入してからですね。

実際の使用感もとても満足しているので、苦労はありながらでも愛着があるキーボードになりました。
まあ、こんな事をするなら始めっから 2 色成形されているキーボードを購入したほうが安心・安全・確実なのでおすすめしませんが、カスタマイズ好きの方は検討してみてはいかがでしょうか。

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