2015年9月4日金曜日

BAMBOO STYLUS fineline を買ってみた

前置き

普段、仕事では A4 コピー用紙を束ねてメモ書き用に使用している(しかも横置き)。
この用紙には、不意なメモ書きや簡単な仕様を書いたりしている。
ただ、この場合の欠点としては、書いた紙がかさばると言うことと、見返すときに探しにくい。
そこで、今回この A4 用紙に変わるものを探してみた。
まず、目についたのが SONY の DTP-1 という電子ペーパー。
デジタルペーパー DPT-S1 SONY
http://www.sony.jp/digital-paper/products/DPT-S1/
大きめのサイズで電子ペーパーを探すとこの機種しか無いのではないかと思う。
あと、SONY というところが、かっこいいやら、不安やらと複雑な気分。
そんなことを抜きにして購入しようか検討したが、この機種には不安など一瞬で吹き飛ぶ欠点があった。
それは、価格。
この機種、なんと10万円もするのである。
そして、法人向けということだが、一応 Amazon 等で購入できるようになっている。
そんなことよりも、高い高すぎる。。。

本題

前置きが長かったが、本題に入ります。
上記の機種が買えなくなった今、代替を考えるとあまり活躍していない iPad Air2 が電子ペーパーとして使えないかと思って調べてみました。
すると、ノートアプリが幾つかあり、それにはスタイラス対応のアプリがあったので、それらを組み合わせば電子ペーパーの代わりとして使えることがわかりました。
スタイラスは、電源を入れることのより使えるようになるアクティブ型と、通常のゴム等のペン先の物があり(パッシブ型っていうのか?)、アクティブ型を使用するとパームリジェクションと呼ばれるペン以外が画面に触れても線が書かれない機能が使用できるようになるとのこと(アプリが対応している必要あり)。
YouTude 等に上がっている動画を見て、アクティブ型がいいなと思ってスタイラスの検討を行いました。
現状、評判が良いスタイラスが、
adnit 製 Jot Script2
http://www.adonit.net/ja/jot/script/
wacom 製 BAMBOO Fineline 2
http://www.wacom.com/ja-jp/products/stylus/bamboo-fineline-2
の 2 機種。
調べてみると、Jot2 の利点としては、購入時に Evernote プレミアムの半年利用権がついてくるということ。
充電が USB のクレイドル方式で、45 分の充電時間で 20 時間使用可能という手軽さと言う点で。
Fineline の利点としては、Jot2 よりも安い。ペン先保護のキャップが付いているぐらいかな。
あとは、大体共通している。
最初は、Jot2 にしようかと思ってたけど、金額が現在では 1 万円近くするということと、あまりデザイン的に好みではなかった点もあり、今回は Fineline にしました。
(というか、今見たら Fineline2 になってるな、購入後に新しいのが出たのかしら。どうやら10月下旬に出るらしい)
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箱外観
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中身はこんな感じ
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ペンはこんな感じ
Fineline の欠点としては、充電するさいに USB を接続するが、保護のゴムをずらして接続しないといけない点と、充電時間が 2 時間必要という点(フル充電すると 26 時間使用可能)。
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まあ、欠点部分は金額面で帳消しになっていたので、気になっていませんでした。
あと、このスタイラスを使用するのに必要なものとしては、ノートアプリですが、今回 Good Notes4 というアプリを購入しました。
Good Notes 4
https://itunes.apple.com/jp/app/goodnotes-4-memo-pdf/id778658393?mt=8
フリーのアプリもあったのですが、使い勝手の面でこのアプリが優れていたので、少々値が張るアプリ(といっても、840円)ですが購入しました。DPT-1 に比べると安い買い物。
試し書きをした時には、若干の感動をおぼえました。
あと、このノートアプリ文字認識ができるので、筆記した文字を対象に検索をかけることも出来ます(これが一番の驚きだったりする)。

しばらく使ってみての感想

購入から 1 週間程度使ってみての感想ですが、非常に微妙で悪くはないけど良くもないといった感じです。
気になった点としては、アプリが悪いのか?たまに線が書けなくなってしまいます。ちょっと不安をもって使わないと行けない点がストレスです。
あと、これは私の使い方の問題ですが、切断がきれてしまうという点。
私の職業はプログラマなんですけど、ちょっとした書物で使用して、プログラム(とデバック)をしてから、再度使おうとした時には接続のタイムアウトが来て切断されている状態になっていることが多いです。
これもその度の接続が必要なので面倒だし、アプリの再接続の処理がイマイチなのか、再接続後にすぐに文字がかける事がありません。最悪メニューから再接続の手順を行う必要があります。
スタイラスには接続用のボタンがあり、接続用途以外に、アプリ側で機能割り当てに使用することができるようになっています。
が、なんか今ひとつな機能ばかりで割り当てすると、これまた不意に触ってしまうストレスがたまるといった感じです(OFF設定もあります。現在はOFFで使っています)。
それ以外はペン先も細く(1.9mm)、滑らかに筆記することができます。
文字を書く面では、若干の遅延が発生するので、なれないと上手く字がかけないかもしれません。

総括

なんとも批判的な内容とはなりましたが、使える環境ではないかと思っています。
これから先の未来にもっと紙に近く使いやすい物が出ることを切に願っている今日このごろです。
Written with StackEdit.