2017年3月5日日曜日

Apple Watch Series2 と Pebble

昨年 12 月に Apple Watch Series2 を購入して、暫く使ってみたので使用感と、その前に使っていた Pebble との比較をしたいと思います。

Apple Watch を使った感想

Pebble も持っているのにわざわざ Apple Watch を購入したきっかけは、もっと iPhone と親和性高く使えるのではないかと思ったからです。
調べてみれば、沢山の人がレビューしていますが、いまひとつ実感が沸かなかったので購入してみました。

購入したのは、Apple Watch Series2 のアルミタイプで、ナイロンバンドのもの。
本当はステンレスの革バンドが欲しかったのですが、少々値段が張るので断念しました。
だからといって、貧相に見えるということも無い点が良いところでしょうか。

唯一残念だったのが、文字盤のガラスがアルミ製は iPhone と同じガラスを使用し、ステンレス製はサファイアガラスを採用している点。
iPhone が使用しているガラスもそこそこ頑丈で傷も付きにくいですが、携帯と違って腕時計なので比較的どこかにぶつけやすい状況が生まれます。
その時に、このガラスの部分が関係してくるかなとも思っています。

今のところ、ぶつけたとしても服の袖で守られているので、困ってはいませんが、これから半袖になった時は服のガードがないので、どうなるか気になるところです。
時間が立つに連れ、時計のサイズにも慣れてくるので、大丈夫だと思いますし、ある程度使ってきたらぶつけても諦めが付くので(いいのか?)気にならない点になるかもしれません。

操作性について

操作はデジタルクラウンと呼ばれるリューズ部分と、その下にあるボタン、メインのタッチパネル、そしてマイクを使った操作になります。
デジタルクラウンの操作性は、まずますです。
その下のボタンは、正直使うケースがあまり無いので、私としてはいらないかと。。。
タッチパネルの画面は、操作性良く反応し、狙ったアイコンのタップやスワイプを行うことができます。
マイクは主に、Siri の時に使いますが、よく音を拾ってくれます。

電池の持ちについて

Series2 になって、電池の持ちがよくなったみたいです。
朝つけてから特になにもしなければ 80 % を切るか切らないかなので、この割合でいけば 4 日程度にはなりますが、多分もって 3 日ぐらいではないでしょうか。

私自身は家に帰ると、すぐに外してしまうので、今のところ電池切れは体験していません。
充電が面倒なイメージを持たれているかもしれませんが、非接触の充電なのでとても簡単に充電状態にすることができます。

使い勝手は

基本的に Apple Watch 自体は時計の機能だけでその他のアプリ関連は iPhone からの情報を表示するだけとなっています。
つまり、大したことは出来ないと思っていて良いかと思います。
他のスマートウォッチと同様に通知を表示するだけの物です。

一応アクティビティを取れる様になっていますが、基本 iPhone とセットで動くことになるので、活動計としてもイマイチ。
ケースもそこそこの厚みがあるので、家に帰ってリラックスしたい時や就寝の時にまで付けるにはストレスが感じるかもしれません。
そして、電池の部分でも書いた通りで、四六時中つけて置くことはできないことを考えると、さらに活動計としてのイマイチさが際立ってきます。

マイクの他にスピーカーを内蔵しているので、電話の着信があった場合には、Watch で受けることができます。
実際に試してみましたが、手元で電話のやり取りをする様は正に戦隊モノのヒーローになった印象を受けました。
ただ、これも会話の内容が周りに聞かれても良い状況の場合で、外出先では厳しいかもしれません。
あと、スピーカーが貧弱なので音が結構割れます。

そのた、防水や Apple Pay などもありますが、これといった恩恵を受けていません。
この部分はさらにもう少し使ってみてからレビューを書きたいと思います。

アプリについて

アプリの開発方法をみましたが、結構面倒くさそう。
結局 iPhone(というか母艦) ありきでの通信で、先程も言った通り iPhone にあるデータの表示をするものなので、ベースは iPhone アプリをつくって、更に Watch 用のアプリもつくる感じになります。
また、文字盤は基本的にベースが決められてあって、指定された部分に作ったアプリのアイコンを置く感じになります。
文字盤を表示するアプリにすれば良いのでしょうが、なんとなく作りにくい印象をうけます。

いまだ作る様になっていませんが、参考として既にあるアプリの研究と題して何個かインストールしてよかったものを紹介します。

FitPort(360円 2017.3.5 現在)
https://itunes.apple.com/jp/app/fitport-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-for-%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%A2/id914413310?mt=8

iPhone にあるヘルスケアの情報を、デザイン良く表示してくれるアプリです。
このアプリを入れると、文字盤のコンプリケーション部分に歩数を表示する事ができるようになります。
標準で歩数表示の方法がなかったので、このアプリを導入してみました。

WaterMinder(360円 2017.3.5 現在)
https://itunes.apple.com/jp/app/waterminder-%E6%B0%B4%E5%88%86%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B-%E8%A8%98%E9%8C%B2%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/id653031147?mt=8

水分の補給量を記録するアプリです。
また、定期的に水分を取るように通知をしてくれるようにできます。
私自身があまり水分を取らないので、抑制のためにインストールしてみました。
頭を動かすときにも水分が必要になるので、不足気味の人はインストールしてみると良いかもしれません。

Pokemon Go(無料)
https://itunes.apple.com/jp/app/pokemon-go/id1094591345?mt=8

言わずと知れた、一時期社会現象になった PokemonGo のアプリです。
昨年末ギリギリぐらいに Watch バージョンがリリースされました。
PokemonGo の機能としては中途半端で、近くにポケモンがいる場合とポケストップがある場合に通知が来る程度。
ポケストップに関しては Watch 側の操作でアイテムを取得することができますが、ポケモンの取得は、結局 iPhone で操作をしないと行けないので逆に面倒に感じました。
ただ、アプリを起動すると活動計としても表示がされるので、その点は良いかと思います。

まとめと Pebble と比べると

ここまでの内容を踏まえて、以前付けていた Pebble と比べた感想を言います。
ハッキリと言うと、Pebble の圧勝かもしれません。

できる機能としては大差がないし、Pebble の電池は電池の持ちもよく、開発環境もクリック操作で簡単に出来るものからガッツリできるものまで用意されており、間口広くカスタマイズができるようになっていたり、心配計は無いものの、
その他のセンサーで十分に活動計として使えていました。
(Pebble2 については心配計もついているので、さらに Apple Watch が霞む)

Apple Watch 購入を検討した時に、常に比較対象となっていたのは Pebble でした。
どちらにしようか悩んでいる時に、Pebble2 の発売が発表され、さらに Pebble Time2 まで出てきて、ものすごく心揺れたのを思い出します。
(液晶は大画面で明るくなり、心拍計も追加!しかも Apple Watch に比べるとリーズナブル!!)
その時は、Apple Watch の親和性という部分に幻想を抱いていた部分もあり、結果的に選択しましたが、まさかこんなに普通(クソ)だなんて思っても見なかったです。

ただ、Pebble が Fitbit に事業を渡してしまったので(これにはビックリ)、現在は結果的に Apple Watch で良かったとも思います。
(ハード的サポートは重要)

昨今、ものすごい勢いでスマートウォッチが発表・発売されていますが、今のところコレ!と言った物が無いように思えます。
スマートウォッチのあり方としてまだポジションが確立されていないのか、そもそも不要なのか今のところ分かりませんが、私共々ガジェット好きを歓喜させるスマートデバイスが出ることを祈っています。

Written with StackEdit.

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